MRI画像の種類

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MRI画像の種類

T2強調画像

T2強調画像は、水を白く見せる撮影方法です。髄液などの、水成分が多いところは白く映し出されます。正常な組織でもより水分を多く含んでいるところは白くなります。 疾患の場合ですが、例えば、脳梗塞で脳組織が障害を受けるとその部位が白く(T2:high)なります。障害を受けて白くなるのは、組織が浮腫により水分を多く含む事で、それが画像に反映される事になります。また、脳梗塞の場合、発症からの経過で浮腫の程度が変わるため、ほかの画像と組み合わせてみることで、発症時期を推定することができます。 その他、脳腫瘍や、脳腫瘍の影響を受けて周りの脳組織が浮腫(むくみ)をきたした場合も、画像で判定することができます。T2強調画像は、水分量で組織を識別して、解剖学的な構造を見るための基本的な撮影方法と言えます。

ASL

ASLは、脳血流を調べる検査です。
原理
ASLは、頭蓋外の内頚動脈、総頸動脈に流れる動脈血中のプロトンに対しラジオ波(radio frequency:RF)でラベル(Spinを反転)した血液を内因性のトレーサーとして用いるperfusion weighted MRI(PWI:灌流画像)の一つで、ラベルした動脈血が血流にのって頭蓋内の動脈→毛細血管→組織内を灌流している状態をPWIとして撮像し、脳血流(CBF)を評価する方法です。ASLによる脳血流評価は、他のモダリティにくらべ、非造影で、被曝がなく、低侵襲である特徴があり、繰り返し撮影することが可能です。    (ASL:Arterial Spin Labeling)

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