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採用情報

◎はじめに◎

開院以来、当院では当日に診療/検査/診断ができる体制を継続しています。
1人でも緊急を要する患者さんの対応ができるよう、各専門分野が協力し合い診療が維持されています。
当院での各分野とは、事務部、看護部、検査部、診療科、SE部門です。

緊急を要する疾患が多く、SE部門が核となりながら事務部、看護部、検査部、診療科が円滑に素早く行うことを可能としています。

当院の職場印象としては、各スタッフの個性が豊かで、各々理解しあうことで調和がとれております。
その個性を理解するプロセス自体がコミュニケーション力の上昇につながり、結果として仲良く、協力しながら全部門がひとつのチームを維持している良さの一つとなっています。

医療系の仕事に興味がある方、仕事の内容を知りたい方はこのページを参考にして下さい。

◎教育制度・方針◎

  • 達成目標を理解するため、自身の出来る事と求められている役割の差を理解することからはじまります。
  • 成長段階に応じた教育を行い、最終的には自律的な成長ができるよう育成します。
  • 自身の専門職がプライドとなることが継続する上で大切で、その先にある‘仕事を楽しめる’という事に重きを置いています。

勝川脳神経クリニック職員採用情報一覧

医療事務

詳細はこちらの医療事務求人をご覧下さい。
お問い合わせTEL:0568-33-2277

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医療事務の仕事内容/職員の声/Q&A

医療事務はクリニックの顔です。

 

来院された患者さんを最初に対応するのが医療事務です。最初の受付での対応が、第一印象として大きく影響されるでしょう。患者さんの対応を第一優先として業務を行い、診察や会計で待機されている方にも気を配り、親切丁寧な対応を心がけています。

◎仕事内容(医療事務)◎

受付業務(診察の受付、保険証の確認、医療・福祉等に関する相談・手続き、会計等)、診療報酬算定業務、医療文書作成、検査案内、電話対応、その他事務全般

◎待遇◎

  • ユニフォーム貸与あり
  • 車通勤可能、通勤手当(実費支給 上限10,000円/月)、駐車場無料
  • その他:雇用保険、労災保険、厚生年金保険、医師国民健康保険

※労働基準法に準じる

◎福利厚生◎

  • 医療に関する専門雑誌や文献が豊富で、自由に閲覧できます。
  • スタッフの誕生月に院長主催のお誕生日会があります。
  • 近隣にドラッグストアやコンビニがあり、休憩中や仕事終わりの買い物に便利です。
  • スタッフの健康や運動不足を解消するため、空き時間に使用できる運動器具等を備えています。

◎1日の流れ(医療事務) ◎

8:20 
《出勤》
制服に着替えて身だしなみを整えます
8:30 
《受付業務の準備や掃除》
会計レジへおつりの準備やロビー等の掃除を行います
《診療受付開始》
順番に患者さんの受付を行います
9:00 
《診療開始》
受付以外、会計や電話対応等も分担して同時に行います
12:30 
《昼休憩》
休憩室で昼食 読書や昼寝、テレビ/音楽鑑賞等好きなことをしてリフレッシュします。
13:30 
《午後の診療開始》
午前中同様受付や会計、電話対応、検査案内等を行います
18:30 
《退勤》
会計確認、掃除等行い、着替えて帰宅します

◎先輩スタッフの声(医療事務)◎

1年目常勤

 医療事務に興味はありましたが未経験で不安も多かったので、面接前に見学をさせて頂きました。その時に、先輩スタッフの患者さんへの接する優しい対応や、職業や年齢が異なっても分け隔てなく和気あいあいとした様子、質問しても親切丁寧に答えて頂けるアットホームな雰囲気を体感でき、就職を希望しました。慣れない業務ばかりですが、自分のペースに合わせて先輩スタッフが指導してくださり、できることが増えていることにやりがいを感じています。受付業務では受診される患者さんの対応だけではなく、費用や保険制度などで不安を抱えている方からの相談も多々あります。そのため、各種保険関係の説明や案内なども的確に対応できるよう、日ごろより知識の習得に励んでいます。

3年目

 入職時に、診察室や検査室の補助も一通り研修で学び、受付からお会計までの流れを把握することができ、医療事務としての役割を改めて認識しました。医療事務は、患者さんにとって最初と最後のみ受付で対応をすることがほとんどですが、検査待機中に不安や疑問を抱えた患者さんから相談されることも少なくありません。そのため、医師や看護師、技師等の多職種との連携が必要となります。当院では接しやすいスタッフばかりであり、素早く協力・連携を図ることができます。患者さんへの受付業務だけではなく、院内にいる患者さん1人1人の進捗状況を把握し、患者さんが会計を済ませる前に問題を解決できるよう心掛けています。

2年目パート

医療事務として覚える仕事は多いですが、1人1人が必要な知識を身に着けることができるよう、その都度マニュアルを作成・更新しております。そのため、パートである私もすぐに情報共有を行い、正しい知識をもって業務を行うことができます。子育てのため勤務できる時間が限られておりますが、私の就業間際に行っている業務を積極的に他のスタッフが引き継ぎ・サポートしていただけるおかげもあり、ワークライフバランスを充実させることができております。

◎Q&A◎

Q:クリニックで働いたことがなくて心配です
A:初めての方でも先輩スタッフがサポートしますので、ご安心ください。

Q:スタッフの年代を知りたいです。
A:20~50代まで、幅広い年代のスタッフが活躍しております。スタッフ同士、年代関係なく良好な関係を築き、楽しく仕事をしています。

Q:子供が小さいので勤務時間が限られますが大丈夫ですか。
A:育児・介護等、個人のライフスタイルに合わせて勤務形態の変更を検討しますので、ご相談ください。

Q:有休休暇は取りやすいですか。
A:スタッフ間で調整し合い、消化しています。連休もとることが可能です。

Q:入職を検討しています。見学は可能ですか
A:はい、可能です。事前にお電話、メールにてお問合せください。

Q:見学において、先輩の話を聞く機会はありますか
A:はい。見学中に希望があれば、先輩スタッフから直接話を聞くことができます。どんどん質問してください。

Q:電子カルテ操作がしたことなく不安です。
A:これらの操作訓練も研修に組み込んでいます。先輩スタッフが指導を行います。

Q:医療事務未経験で不安です。
A:初めての方でも先輩スタッフがマンツーマンでサポートします。個々の習熟度を考慮しながら無理のないよう計画的に指導してくれますので、ご安心ください。

看護師の仕事内容/職員の声/Q&A

一生成長できる看護〜看護師として一歩先へ〜

病院とは違いクリニックは、毎日様々な患者さんと接するためイレギュラーな対応を迫られることが多々あります。そのような状況であっても柔軟性をもって対応できる判断力やコミュニケーション能力が大切です。また、進歩し続ける医療技術に伴い、看護師もより高いスキルが求められます。これらを身に着けるため、一歩先の医療を担うために、日々進歩を重ねることが必要です。

◎仕事内容◎

採血・心電図・ホルター心電図、長谷川式、ABI、重心動揺計、肺機能検査、眼圧検査、脳波、神経伝達速度、頸動脈エコー等の検査業務、その他看護業務全般

◎待遇◎

  • ユニフォーム貸与あり
  • 車通勤可能、通勤手当(実費支給 上限10,000円/月)、駐車場無料
  • その他:雇用保険、労災保険、厚生年金保険、医師国民健康保険

※労働基準法に準じる

◎1日の流れ(看護師) ◎

8:20 
《出勤》
制服に着替えて身だしなみを整えます
8:30 
《予約状況の確認や機器の準備、掃除》
業務の時間配分を考慮、消耗品の補充等を行います
《前日の採血データの把握》
異常値は診療前に院長へ報告します
9:00 
《診療開始》
受付/診察直後の患者さんを誘導し、必要な検査を行います。
12:30 
《昼休憩》
休憩室で昼食 読書や昼寝、テレビ/音楽鑑賞等好きなことをしてリフレッシュします。
13:30 
《午後の診療開始》
バタバタ忙しく動き回ることも多い中 で急患対応もあるため、診療が終わる まで気を抜かずに業務に専念します。
18:30 
《退勤》
翌日の予約状況を確認、機器の片付け、掃除等行い、着替えて帰宅します

◎先輩スタッフの声(看護師)◎

1年目 常勤

4年目 常勤

 当院に入職される方に対して、技術面でも手厚くサポートを受けていただくことができますが、私はメンタル面のサポートを重視しております。新しい職場で1からスタートするということは、何がわからないかもわからない状況であると思います。1つのミスがチーム全体の妨げとなることや、患者さんの命に関わる可能性があるため、しっかりと理解した上で業務を遂行することが、お互いの安心に繋がると思います。慣れないうちは、不安や悩みを抱えがちになると思いますので、気軽に相談していただきやすい関係を築くことを意識しています。

3年目 パート

 私は子育てのため半日のみ勤務をしております。常勤の方よりも仕事を覚える機会が少ないことから、仕事を習得するまでに時間がかかってしまうことや看護技術のブランクがあり不安でしたが、院長を含め先輩スタッフの手厚いサポートのおかげで安心して働くことができています。スタッフの中にはママさんが多く、子供の体調不良などで急にお休みを必要とされる場合がありますが、若いスタッフも職場風土に理解があり、お互い協力できる雰囲気の良い働きやすい職場です。

◎Q&A◎

Q:クリニックで働いたことがなくて心配です
A:初めての方でも先輩スタッフがサポートしますので、ご安心ください。

Q:スタッフの年代を知りたいです。
A:20~50代まで、幅広い年代のスタッフが活躍しております。スタッフ同士、年代関係なく良好な関係を築き、楽しく仕事をしています。

Q:子供が小さいので勤務時間が限られますが大丈夫ですか。
A:育児・介護等、個人のライフスタイルに合わせて勤務形態の変更を検討しますので、ご相談ください。

Q:有休休暇は取りやすいですか。
A:スタッフ間で調整し合い、消化しています。連休もとることが可能です。

Q:入職を検討しています。見学は可能ですか
A:はい、可能です。事前にお電話、メールにてお問合せください。

Q:見学において、先輩の話を聞く機会はありますか
A:はい。見学中に希望があれば、先輩スタッフから直接話を聞くことができます。どんどん質問してください。

Q:脳神経の看護は未経験であるため心配です
A:検査、点滴、注射等ありますが、入職後に先輩スタッフが1から指導するためご安心ください。

Q:看護技術にブランクがあり不安です
A:先輩スタッフが指導を行い、自立を目指します。不安を軽減し、個人の習熟度に合わせて無理なく着実に業務を習得できるようしっかりサポートを行います。

職員全般:最初に覚える電話対応の基礎

クリニックは、患者さん、家族、調剤薬局、ケアマネ、学校の養護教諭、老人施設職員、警察、ケアマネ、医療機関、求人、勧誘等・・・、様々な方との電話対応が必要です。どんな時でも、柔軟に対応する必要があります。相手先とのトラブル防止や、対応の引継ぎ等のため、電話対応の内容は全て記録に残しています。電話が一時的に鳴りやまない場面もあるため、メモは必ず取りましょう。今後の電話対応の参考として、いくつかご紹介いたします。

まず初めに・・・
●お相手のお名前を確認します
匿名希望の方もいるため強制はしません。
●相手の要件を確認するため、複唱しましょう
 複唱して確認をすることにより、相手の意思表示が明確となります。複唱時にサブのスタッフの耳に入ることで、情報伝達の手間を省くことができ、スムーズに対応することができます。
●保留時間の配慮
 自己判断せず、看護師や医師に確認する場面が多いと思います。しかし、処置や診察中ですぐにお答えできません。保留後、周囲の状況を見てすぐに返答できるかどうか判断します。返答に数分かかる場合は、お相手に折り返し電話させて頂けるよう日時を調整します。必ず、電話番号と対応していただけるお時間を確認しましょう。

★オススメ★
 2コール以内に電話に出ます。その際に表示される電話番号の下5桁を暗記し、対応中に電子カルテで検索することで、通院されている患者さんである場合はだいたい特定できるため素早く対応することができます。

■個人情報についての問い合わせ
 基本的に第三者からのお問合せに対応することはできません。ご本人であることを直接確認する必要があり、お電話ではお答えできない場合もございます。そのため、どのような手順であればお伝えすることができるかをご案内いたします。
例)ご家族より「心配だから病状を教えてほしい。」
回答:個人情報のためご本人様の同意がないとお伝えできません。後日、ご本人様と当院に受診ください。
例)ご本人より「領収書をなくした。内容を教えてほしい。」
回答:ご本人であることを直接確認してからお伝えいたします。処方箋を再発行することもできますので、後日診療時間内にお越しください。

■疑義照会の対応
薬局から、当院からの処方箋の内容に不明点や疑問点がある場合の問い合わせがあります。処方薬には先発品と後発品で名前が異なります。相手の要件を、薬の名前と用法用量も含めて復唱することが望ましいです。

■抜歯・内視鏡の検査について
 患者さんから、抜歯や内視鏡の検査をするために、現在内服中の薬を中止してよいか教えてほしいと問い合わせがあります。簡単には中止できないお薬もあるため、主治医と直接やりとりをする必要があります。当院宛に情報提供書を記載していただき、それに返信させていただく事で対応することを説明します。

■紹介状の宛名を変更してほしい
 希望される紹介先に変更して差し替えます。紹介させていただいた場所へ予約済みの場合、ご本人でキャンセルのご連絡をしていただきます。新たな紹介先が予約必要の場合、差し替えた当日に予約の日程調整をさせて頂きます。ご都合のよろしい時に、お渡しした紹介状をもって来院ください。

■MRI検査を受けたいが、現在妊娠中である
 妊娠1~2週目の場合、安全である実証がないため実施できません。妊娠24週以降の場合、事前に産婦人科へ許可を取っていただく事で、MRI検査をさせて頂きます。

■パーキンソン病かどうか診断してほしい
 当院では、検査にて脳血管性か変性疾患、どちらなのか判断させていただく事ができます。変性疾患である場合、DaT ScanなどRI検査が必要得あるため、他院に紹介させていただきます。

■ご家族より「本人は自覚がないが物忘れがひどいので見てほしい」「受診を嫌がっているが連れていきたい」
 記憶障害の自覚がない・認めないという理由で受診を断固拒否される場合がございます。連れてきていただいても、ご本人の同意がなければ検査をさせていただくことができません。
嘘をついて受診させても、クリニック側がその嘘に合わせることは難しいです。そのため、ご本人様が受診を希望できるよう、ご家族の配慮が必要であることを説明します。
受診されることが決まってからご予約を取らせていただきます。もし、ご本人の気持ちが変わる前に今すぐ受診したいと希望される場合、予約不要で受診していただくことも可能であることを説明します。

■仕事中の事故であり、労災となるかもしれない。
 労災にならない可能性もございます。そのため、まずは保険診療で受診していただきます。
労災確定後、会社から配布された用紙(5号用紙)を持参していただく事で返金いたします。

■交通事故であるが、自賠責になるかわからない。
 自賠責にならない可能性や第三者行為となる場合がございます。そのため、未定の場合は保険診療で受診していただきます。
自賠責確定であることが保険会社から連絡が来るため、その後来院していただき返金対応となります。

■自動車保険からの電話
 今後受診される予定の方、もしくは受診歴のある患者さんを、自賠責・第三者行為で対応してほしいと連絡があります。
問診票に沿って患者さんの情報を確認します。または、後遺障害の診断として書類を依頼される場合があります。
ご本人様の同意書、依頼書、返信用封筒を郵送していただき、届き次第対応したします。

■インターネット回線・電気・電話機・FAX・投資・その他の勧誘
 お付き合いのある会社からの業務連絡が来ることもありますが、不必要な案内等も少なくありません。
医師や上司に電話をつないでほしいと要求されますが、焦らず対応しましょう。
①当院とお付き合いがあるか確認
②関わりのない業者である場合、お電話不要であることをはっきりとお伝えする
※急ぎではない限り、診察を中断させる必要はありません。院長に確認が必要か悩む場合は、「興味がある場合はこちらからお電話いたしますので、お電話番号を教えていただけますか」と伝え、連絡先を確認してから切る。
※電話をお断りしているにも関わらず、何度も問い合わせてくる場合があります。診療に差し支えるため、放置できません。その時は院長へ報告しましょう。

■求人募集の案内
 患者さん優先のため、診療時間内で求人会社の対応することはできません。
①当院とお付き合いがあるか確認
②関わりのない業者である場合、お電話不要であることをはっきりとお伝えする
③興味がある場合担当者がメールで対応するため、当院のメールアドレスをお伝えする
※電話をお断りしているにも関わらず、何度も問い合わせてくる場合があります。診療に差し支えるため、放置できません。その時は院長へ報告しましょう。

各職種のもう少し詳しい仕事の説明

■ 事務

◎受付業務の流れ(初診の場合)

  • ①簡単な問診・・・来院理由に関することを簡単に問診します
  • ②保険証・受給者証の確認・・・クリニックの収益に大きく関係します
  • ③お薬手帳・検査データのお預かり・・・持参された場合、参考のためお預かりします
  • ④問診票への記入依頼・・・該当する症状の問診票をお渡しします
  • ⑤患者情報入力・・・保険証と見比べながら慎重に入力します
  • ⑥カルテ作成・・・問診票を基に入力します
  • ⑦診察券発行・・・漢字やフリガナの間違いに気を付けます
  • ⑧診察後会計・・・領収書に間違いがないことを確認します


1 簡単な問診

当院の専門である、脳神経内科疾患の症状は他科の症状と似ていることも多く、受診先を悩み来院される方は少なくありません。また、病気での受診とは限らず、予防接種、健康診断、交通事故等の様々な理由で受診される場合があります。
この後に記入していただく問診票から必要な情報を引き出すためにも、来院理由の確認は必要です。

2 保険証・受給者証の確認

医療事務の仕事として一番重要です。月に1回、会計時に患者さんがお支払いされた一部負担金の残りの金額を保険者に請求します。請求書を作成するときに、患者さんの保険資格情報が必要となります。情報に不備があると診療報酬明細書(レセプト)が受理されず差し戻され、後に正しい情報が不明な場合はその分の収益が医療機関に入らなくなります。
そのため、気を引き締めて確認を行う必要があります。保険証は変更となる場合があるため、毎回提示していただき確認しております。一度保険証をお預かり後、スキャナーでパソコンにデータとして取り込み、すぐに返却します。

1.保険証のチェックポイント

  • ・名前
  • ・生年月日
  • ・性別
  • ・保険者番号
  • ・記号、番号
  • ・世帯主氏名
  • ・適用開始年月日
  • ・有効期限
  • ・負担率


※保険証を持っていない場合
医療費が全額自己負担となります。
当日の医療費の目安等の説明し、受診を希望されるか再度確認します。金額や支払いについて自己判断はせず、院長へ確認します。

※保険証を忘れた/再発行中等の場合
前回と保険証が変わりないのか、次回いつ頃持参できるのか等を確認します。院長へ報告後、患者さんに合わせた対応を行います。


2.保険証の種類

  • Ⅰ.社会保険
  • Ⅱ.国民健康保険
  • Ⅲ.後期高齢者
  • Ⅳ.その他

Ⅰ.社会保険

大きく以下のように分類されます。

  • ・健康保険
     一般の被保険者(会社員)とその扶養家族が加入
     協会けんぽ・・・中小企業が加入
     組合管掌健康保険・・・大企業が加入
  • ・共済組合
     公務員とその扶養家族が加入
  • ・船員保険
     船員とその扶養家族が加入

任意継続保険

任意継続とは、退職しても今の健康保険を最長2年までそのまま継続できるシステムです。保険証には資格喪失予定日が記載されているため、有効期限は記載されている日の前日の日付を入力しましょう。

健康保険被保険者資格証明書

社会保険被保険者証は、各保険者に手続きをして発行されるため、手元に届くまで時間がかかります。その間は、あらかじめ勤務先に資格証明書を発行してもらうことで、保険扱いとして対応することができます。手元に届き次第保険証を持参していただき、資格証明書が保険証と情報に間違いがないかどうか確認が必要です。

Ⅱ.国民健康保険

国民健康保険は2つに分けられます。

・一般国保(市区町村国保)
 市区町村の自治体が運営
 職域保険の未加入者で75歳未満の人が対象
 (自営業・自由業・フリーター・農業従事者等)


・国保組合・・・国民健康保険組合が運営

 特定の業種の自営業者(同業種によって設立された組織)
 (全国土木建築国民健康保険組合・医師国民健康保険組合など)

国民健康保険被保険者資格証明書

国民健康保険の滞納者に対して交付される証明書です。診療を行う場合は全額負担となります。保険料を納めることで負担割合が3割となり、7割が保険者から戻ってきます。申請するためには、患者さん本人が当院から発行された領収書等を市区町村に持参する必要があります。

Ⅲ.後期高齢者

75歳の誕生日に、今まで加入していたそれぞれの保険から後期高齢者医療制度に切り替わります。
対象者が取得できるのが、「後期高齢者医療被保険者証」です。65歳以上74歳以下であっても、寝たきりなど一定の障害があると認定された場合、適応されることがあります。
月の途中でも、誕生日の日から適応となります。

Ⅳ.その他

患者さんの条件・環境によりⅠ~Ⅲの保険に加えて持参される受給者証があります。Ⅰ~Ⅲとの違いとして、独立制度ではなく、Ⅰ~Ⅲに加えて扱うものであるため単体で使用することはできません。(公費を除く)

  • ・前期高齢者医療制度(高齢受給者証)
    後期高齢者になるまでの70~74歳が対象です。後期高齢者は誕生日当日から切り替わりますが、前期高齢者は、70歳の誕生日の前日が属する月の翌月からを言います。
    (1日生まれの場合はその月から該当)
  • ・限度額適用認定証
    医療機関窓口での支払いが高額になりそうな場合は、限度額適用認定証を申請し、保険証と併せて提示することで1か月の窓口での支払いが自己負担限度額までとなる制度です。レセプトの特記事項に反映されるため、必ず適応区分を入力しましょう。
  • ・地方自治体による福祉医療費助成制度
    障害者や高齢者・小児などの医療費を助成し、保健や福祉の向上と増進を目的とした市区町村が実施主体となる制度です。いずれかの受給者証と保険証を併せて提示することによって公費扱いとなり、自己負担金が市区町村独自の制度で助成されます。年齢や対象基準は市区町村により異なるため注意が必要です。他の都道府県の受給者証は使用不可のため、提示された場合は保険証の負担率分を窓口で徴収します。主な制度は、以下のように分かれます。
     子供医療費助成制度
     重度心身障碍者医療費助成制度
     ひとり親家庭(母子・父子家庭)医療費助成制度
     精神障害者医療費助成制度
  • ・公費負担医療制度
    疾患や患者さんの置かれている境遇に応じて医療費の一部あるいは全額を国や地方自治体が負担する制度です。当院では、生活保護、自立絵支援医療、特定医療等を取り扱うことが多いです。

受付対応の効率化を図るため、保険証の確認はスキャン後となりますが、期限切れ等で使用できない場合もあります。その際は、使用できないことを丁寧に説明し、有効である保険証が他にないか確認、有効となる保険証取得のための案内等が必要となります。

3 お薬手帳・検査データのお預かり

お預かり後、スキャナーでパソコンにデータとして取り込みます。お薬手帳を確認するだけで既往歴や通院歴について把握することができるため、大切な情報の1つとなります。検査データは、当院の検査項目の検討や比較対象として参考となります。診察時に院長が直接目を通す場合もあるため、お会計時までお預かりすることが多いです。

4 問診票への記入依頼

こちらで保険証の情報確認・入力作業を行っている間に、待合室で問診票を記載していただきます。記入が困難である場合は、直接患者さんへ問診を行い代筆いたします。当院ではアルツハイマー型認知症や一過性健忘など、記憶障害を主訴に受診される患者さんも多いです。記憶障害の受け止め方は人それぞれであり、ご本人の前では伝えにくいようなご家族からの情報は、事前にまとめて記載されたものを受付に提出される場合もあります。どのような時でも臨機応変に対応し、診察までスムーズにご案内できるよう努めます。症状により把握したい情報は異なりますが、一般的に下記について記入していただきます。

  • ・住所、氏名
  • ・既往歴の有無
  • ・内服薬の有無(お薬手帳スキャン)
  • ・アレルギーの有無
  • ・頭痛、めまい、しびれ、再来 いずれか当てはまる問診票(発症時期、頻度、程度、症状がある部位、内服の頻度と効果等)

5 患者情報入力

患者情報の登録は、コンピューターの専用ソフトにデータを入力していきます。1つでも間違えているとレセプトが戻ってきてしまいます。非常に重要な作業となるため、何度も保険証と見比べながら慎重に入力しましょう。変換入力できないような漢字は、カタカナで入力することでレセプトを請求することができます。初診の患者さんは特に問診票に記載する内容が多いため、お時間を要します。その間に入力を進め、診察までの待機時間をより短縮できるよう意識します。

6 カルテ作成

患者さんが記載された問診票をもとに、電子カルテへ情報を入力します。主訴が多い場合、その通りに入力すると伝えたい内容の把握が困難となるため、患者さんの言葉を端的にわかりやすくまとめて入力する必要があります。重要な情報は、診察前に直接院長へ報告できるように診察補助のスタッフへ伝えます。当院では1日に多くの患者さんが受診されるため、1人当たりの診察時間は限られています。その中で、医師へ伝えたい情報を見やすく、わかりやすく入力することで、医師が把握するまでの時間が短縮され、診察に専念できる環境を作り出すことができます。カルテ作成後、問診票を診察室へ回します。

7 診察券発行

患者さんの会計までに作成を済ませます。カードタイプとなり、手書きで患者さんのお名前を書きます。診察券番号は、電子カルテで患者情報を入力する際に登録された番号となります。診察券番号が1桁でも違うと、違う患者さんのカルテが受付で処理されてしまうこともあり、医療ミスへとつながるため、必ず正しい番号を記載しましょう。

8 診察後会計

領収書を発行します。診療報酬の基準点数に基づいて算定し、最後に出た点数を円に換算した金額から患者さんの保険に準じた負担率分をいただきます。電子カルテにより自動的に負担率分が表示されるため、計算する必要はありません。しかし、患者さんから領収書について質問されることがあるため、内訳を理解しておく必要があります。お金のやり取りは、万が一にも間違いがあるとトラブルにつながり、クリニックの信用にも関わります。落ち着いて対応しましょう。後のトラブル回避のためにも、お渡しする領収書はスキャナーでパソコンにデータとして取り込みます。お渡しするものは本人のもので間違いがないことを確認していただきます。その後、領収書をお渡してお支払いいただきます。処方箋がある場合、当院では院外処方となるため、患者さんが自由に薬局を選択することができます。当院の隣に薬局があることもご案内します。

看護師、臨床検査技師の業務

◎採血◎

当院では翼状針を使用して真空管採血を行います。駆血帯はゴムバンドとチューブ、両方完備しております。
患者さんは、背もたれのある椅子に腰かけた姿勢となりますが、採血が苦手な場合はベッドで仰臥位となっていただくこともあります。
点滴も翼状針を使用して、終了後は抜去します。

◎12誘導心電図◎

心臓で作られた血の塊が脳の血管を詰まらせてしまい、脳梗塞を発症する心原性脳梗塞があります。
不整脈が原因となることが多いため、脳卒中の検査の1つとして重要です。事前に患者情報を心電図の機械に直接入力します。ベッドにあおむけとなり、両手(2)、両足(2)、胸部(6)の計10か所に電極を付けて検査を行います。両手足にはクリップを装着し、胸部6か所に電極シールを貼り、シールに心電計を装着します。
終了後、心電図のデータは院内のコンピューターに転送されます。

◎ホルター心電図◎

12誘導心電図検査で原因がわからない場合や、気になる症状が夜間に出現する場合に行います。
小型の検査装置を24時間装着したまま、普段通りの生活を送っていただきます。2台常備しております。取り付けてから24時間後に再度受診が必要であるため、事前予約にて日程調整を行います。(当日検査も対応可能)
ホルター心電図装着までに、12誘導心電図と胸部X-P検査を済ませます。
検査当日、胸部3か所に機械を含めた電極を貼付します。しっかり密着させる必要があるため、粘着力が強いテープを使用しております。機械が濡れないように当日は入浴禁止、波形が乱れる可能性があるため胸ポケットに携帯は入れないように指導します。行動記録メモを渡し、検査中に不整脈や胸痛などを自覚した時、食事をした時に記録していただきます。
24時間後取り外し、電極による皮膚障害がないか観察します。かゆみや発赤がある場合、医師に診察を依頼します。検査機器が読み取った波形や行動記録メモを読影医へ提出します。
検査結果は10日後に届きます。

◎長谷川式簡易知能評価スケール◎

認知症の疑いや、認知機能の低下を早期に発見することができるスクリーニングテストです。所要時間は約5分程度です。ご家族が同席される時は、ヒントを与えないよう事前にお伝えします。
質問後、10秒経過しても返答がない場合は次の質問に進みます。「自分が認知症であると疑われている」「馬鹿にした質問をしてくる」などと思われる感情も考慮し、取り組みやすくする配慮が必要です。
9つの項目から構成されており、30点満点で評価します。検査結果はスキャナーでパソコンにデータとして取り込み、電子カルテにも記録します。

◎動脈硬化検査(ABI)◎

手足の動脈の狭窄や閉塞を調べる検査です。脳血管に動脈硬化が生じてくると脳卒中をきたすことから、動脈硬化の指標として必要な検査となります。両腕・両足の血圧を同時に測ることにより、腕と足の血圧の比を見て測定します。
ベッドに仰臥位となり、左右の腕と足首に血圧測定用のカフを巻きます。両手足に心電図クリップを装着し、胸に心音マイクを取り付けます。検査は5分ほどで終了しますが、血圧が高いとカフ圧も強くなり痛みを訴える方もいます。数分で終了するためできるだけ動かずに過ごしていただくこと、途中で中断をすることもできることを事前に説明します。検査結果は医師のコンピューターに転送されます。数値化されたデータは、電子カルテへ入力します。

◎重心動揺計◎

起立時のふらつきを検査することで、めまいや平衡障害を調べることができます。
検査時間は、開眼1分間、閉眼1分間です。転倒の危険性があるため、スタッフは常に支えられる位置で見守ります。立位保持不可能となる場合、検査は中断します。
検査データは医師のコンピューターへ転送されます。数値化されたデータは、電子カルテへ入力します。

◎肺機能検査◎

大きく呼吸を繰り返し、肺の機能を評価する検査です。限界まで吸ったり吐いたりを繰り返すため、患者さんの状態によっては体力を消耗し、検査が難しい場合があります。
慣れない検査で緊張される方が多いため、リラックスしていただくよう配慮が必要です。

◎眼圧検査◎

目の痛みと頭痛を訴える場合、緑内障が疑われます。緑内障は何らかの原因で眼圧が高くなり、視神経を圧迫する病気です。検査は手持眼圧計を使用します。極小のプローブを優しく角膜に接触させる、数秒の検査です。
痛みはありませんが、恐怖心や慣れない検査で不安を抱く方もいます。検査手技を丁寧に説明することで安心していただきます。

◎脳波◎

てんかん疑いの患者さんに対して、脳に機能的な異常がないか調べる検査です。
てんかんは、脳神経が発作の間だけ過剰に働くため、発作時に脳波異常が結果に現れます。脳波異常が出現しやすい、光をチカチカあてる時、リラックスしている時、眠い時の状況を再現して脳の活動を確認します。
脳波は、脳内から流れている微弱な電気信号を測定する検査となります。電気を流したり、痛みを伴う検査ではないため、検査前に患者さんへ丁寧に説明しリラックスしていただきます。
検査は、水泳帽のようなキャップをかぶっていただきます。帽子にたくさんの電極がついています。アーチファクトを避けるため、多めのジェルを使用するため、髪に付着してペタペタします。検査後に温タオルでのふき取り、希望の方は洗髪も可能です。
検査は30分程度で終了しますが、機械の装着にお時間がかかるため、所要時間は約1時間です。検査終了後、データはコンピューターへ転送され、読影医へ依頼します。
当日は検査のみ、結果のために後日受診していただきます。

◎神経伝達速度◎

四肢のしびれや脱力のある患者さんへ、原因が神経であると疑う場合に実施する検査です。症状が出現している部位に合わせて、各神経の数か所に皮膚の上から電気刺激を加え、刺激の伝わる速さや振幅を測定する検査です。検査時間は15~30分程度です。
低周波マッサージ器や電気風呂のようなビリビリとする痛みを感じます。神経の位置や障害の程度により、強い刺激を加えることもあります。患者さんの協力が必要であるため、検査前の説明を丁寧に行い、声掛けを行いながら素早く的確に検査を進める必要があります。

◎頸動脈エコー◎

首の血管に超音波を当てて、脳梗塞や心筋梗塞のリスクとなる動脈硬化の評価を行う検査です。
痛みを伴わず、15分前後で終了します。見る範囲が近いため、甲状腺の形や大きさ、腫瘍の有無も確認できます。
この時に、腫瘍を認める場合は、耳鼻咽喉科へ紹介させていただきます。

MRI,CTの患者さんへの説明

CT

◎特徴◎

CTはX線を利用してコンピューターで画像を解析したものです。撮影時間が短いことが特徴です。
出血病変は白く、脳梗塞は黒く投影されるため、脳出血と脳梗塞の鑑別に役立っています。
しかし、CTでは梗塞部位が黒く映し出されるまでに時間を要するため、脳梗塞を疑う場合はMRIが必要です。

◎実際の流れ◎

食事や服装の制限はございません。筒のような機械の中に入って撮影します。
初めての場合圧迫感を感じますが、検査は5分程度で終了します。

MRI

MRIはCTとは違い様々な撮像方法があります。
MRIの脳画像の特徴について、撮像方法ごとに詳しく述べていきます。

◎T1(T1強調画像)

灰白質が濃いグレー、白質が薄いグレー、髄液は黒く映ります。脳のしわや髄液など、構造を理解するのにわかりやすい画像です。
これだけでは病変を特定しにくいため、この画像を基に別の画像を用いて特定します。

◎T2(T2強調画像)

灰白質が薄いグレー、白質が濃いグレー、髄液は白く映ります。
T1強調画像を白黒反転させたような画像となります。
水分が白く投影されるため、病変部位を特定することができ、脳浮腫の範囲や程度を把握するために優れています。

◎T2*(T2スター強調画像)

髄液部分が白いという特徴がありますが、T2強調画像に比べてそれほど白さは鮮明ではありません。
ですが、出血部位が黒く投影されるため、微小出血を特定するために優れています。
CTでは見つけることができなかった小さな古い出血でも見つけることができます。

◎FLAIR(水抑制画像)

T2強調画像と似ていますが、髄液が黒く投影されます。
T2強調画像とT2*強調画像と比べて、脳のしわがくっきりわかり、灰白質や白質もはっきりと見えます。
そのため。隣接する部位における病変を検出しやすくなっています。

◎DWI(拡散強調画像)

MRIで唯一骨が映っていないことが特徴です。そのため、何よりも脳梗塞が白く描出されます。
CT画像で脳梗塞として検出されるには発症から6時間ほどの経過が必要ですが、DWIの場合最短時間は39分ほどで変化が分かるといわれています。

◎MRA

MRIの技術により、造影剤など使用しなくても血管を描出できる検査です。
閉塞している脳血管が分かると、脳梗塞の範囲を予測することにつながります。

◎検査の流れ◎

食事制限はございません。金属は検査の妨げになるため、服についた貴金属やアクセサリーを外して検査着に着替えていただきます。
カラーコンタクトも金属が含まれますので、外していただきます。検査時間は20分前後です。
撮影する部分によって条件や方向を変えて何種類も撮影するため、お時間がかかります。
検査中に異常を感じたときは、お手元に設置しているブザーを鳴らしてください。
検査が始まると装置から「ガンガン」と大きな音聞こえます。慣れず不安を感じるかと思いますが、磁石から出ている音ですのでご安心ください。

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